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2013年8月23日 (金)

「はだしのゲン」 閲覧制限について思うこと

個人的にはとても複雑な思いです。
なぜなら私はあるシーンがトラウマになったから。

だからこそ戦争は絶対に駄目なんだと身に染みたのも確かなのですが、一方で大人になった今も楽しい時に限ってそのシーンを思いだすことが多く、そういった時間に「私、こんなのんきに楽しんでいていいんだろうか…」という後ろめたいような気持ちが付きまとうようにもなりました。

   

  そんな風に考えるのは違うよ?

  

ということは自分でも分かってます。でも…

     

  本当に違うの?
  何が違うの?
  それなら戦った人達や亡くなった人達に
    “今があるのはあの辛い体験があった上でのことです”と
     感謝しながら楽しめばいいの?
  それが正解なの?
  正解なんてあるの?
  誰か教えてよ!
  私、どうしたらいいの?
  戦争さえ反対し続ければそれで許されるの?
  許し? 私は一体、誰に許しを乞おうとしているの?
   
  違う!違う!違う! どれも全部違う!!
  結局、100%楽しんだらいけないような気持ちなったことに対する不満でしょ?
  自分のエゴじゃん。全部全部自分のエゴじゃん。
  私ってなんなの?
  自分最低、自分最低、自分最低、自分最低、自分最低…。

    

「はだしのゲン」を読んでいなかったら、こんな風に考えることはなかったでしょう。
また、私はこの作品をいつ読んだのか記憶がありません。昔過ぎて忘れたのではなく、本当に小学生だったのか、中学生だったのか、高校生だったのか…いずれかではあるのですが、思い出せないのです。

   

  私…、読んで良かったかな?

   

頭の中では良かったと思っています。でも身体のどこかでそれを自分の意見としてはっきりと口にするのを拒んでもいます。
あえて数字にするなら、制限すべきではないという気持ちが51%、希望者だけに閲覧という気持ちが49%。
ただ、それなら「あなたは制限なし派ね?」と聞かれても返答に困ります。
引き算できるわけでも、足して2で割れる感情でもないから。

   

  それなら読まなければ良かった?

   

これはNOです。読んで良かったのだと思います。
また、戦争を実際に体験し、その恐ろしさを身を持って語れる方は年々少なくなっていく中でマンガという子供が手にしやすいツールはとても貴重です。

    

なにが言いたいのか自分でも分からなくなってきましたが、今回問題となった松江市が「はだしのゲン」の閲覧制限について、ただ悲惨な描写があるからということだけで決断したのではなく、その判断が間違っているのかどうかはともかく、あくまで子供のために“良かれ”と思って出した苦渋の判断ではないかと私は思うのです。

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ゲン、ありがとう。たくさん考える事ができました。

  

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日常」カテゴリの記事

コメント

正しい答えなんてたぶん無いんでしょうね。
人それぞれですしね。
だけどこうやっていろいろ感じて考えられることが大事で、とても人間らしいと思うのです。

ただ、最近はそれさえもしない人が多い気がしてしまいます。
しないのか、したくてもできないのか、よくわからないですけど。

安易な決断ではないことを祈りたいですね。

とかなんとか書きながら、はだしのゲンってむかーし読んだっきりで中身も覚えてないですね、私の場合。。。
図書館に行ってみようかな。

すごーくわかります。

ルッカさんほどではないけど、小学生のころ図書室においてあったゲンを読んで
二度は読まなかった(読めなかった)くらいにはトラウマになりました。
今でも断片的にイラストを覚えているのだから、その印象は強烈過ぎるというのも
頷けるんです。

でも、最近はこういう「子どもへの配慮」という名の「大人への配慮」が多すぎるような
気もするんですよねぇ。
なんと言うんでしょうか、結局大人が教える、導くことをすればいいのに
その手間を惜しんで子どもには見せない、触れさせないというのが目立つような気がして。
子どもを持たないどころか、家庭を持ってないオレが偉そうに言うことでもありませんけどね(´_ゝ`)

しかし、小学生の頃に修学旅行に行った原爆ドームはとても恐ろしかった!
ゲンに限らず、日本にある戦争を知る術のものはどれも非常に生臭い感じで
記憶に染み込みます。

>LTBlueさん
 
うん、答えはないんだと思います。
もし答えがあるのなら、自分の思いと正反対だったとしても複雑な感情を持つことはなかったと思うのです。
  
にしてもこうやって何日にも渡ってニュースで取り上げられて…、作品としては本当にすごいですよね。

>イワンさん
 
私も一度しか見てません。
で、NHKのニュースで久しぶりにトラウマになったシーンの描かれた部分のほんの一部だけが放送になって、それでもすぐにあのシーンだってわかったくらい、やっぱり今も強烈だなぁって思いました。
ただ、あそこまで描かなければ、悲しみは伝わっても惨さは伝わらないんでしょうね。
 
> でも、最近はこういう「子どもへの配慮」という名の「大人への配慮」が
> 多すぎるような気もするんですよねぇ。
 
それは本当にそうですね。
子供に何かあったときにフォローが大変ということでしょうかね…。
(私も家庭も子供もいませんけれども!w)
 
原爆ドームは私は高3の修学旅行で初めて行きました。
修学旅行でなければ私は恐くて今でも行った事がなかっただろうな…。うーん…。

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